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2017.6.28 3年生 朝会

昨年の沖縄修学旅行で訪れた「平和の礎(いしじ)」を覚えていますか?

沖縄本島のほぼ最南端、糸満市にある平和祈念公園にありました。屏風のように連なった、沖縄戦の犠牲者約24万人の名前の刻まれたモニュメントでしたね。

世界の恒久平和を願い、国籍や軍人、民間人の区別なく沖縄戦などで亡くなられたすべての人々の氏名を刻んだ記念碑「平和の礎」は、太平洋戦争・沖縄戦終結50周年を記念して1995年6月23日に建設されました。敵・味方、軍・民、国籍関係なく名前が刻まれたこのような戦争のモニュメントは世界にも類例を見ないもので、二度と「戦争」を起こさせないという決意のモニュメントです。

この「平和の礎」を構想し建設したのは1990~1998年の沖縄県知事・大田昌秀さんでした。沖縄戦当時、19歳~20歳だった大田さんは沖縄師範学校の学生の学徒隊「鉄血勤皇隊」に動員され、激しい地上戦の嵐:鉄の暴風の中に投げこまれました。九死に一生を得ますが多くの学友を失いました(同期125人中生存は大田さんを含めて37人)。日本軍の敗残兵から「スパイ」として射殺されかかる体験もしています。

大東学園の沖縄修学旅行はもう20年以上続いていて、沖縄修学旅行の夜の講演会には沖縄戦の体験者の方々や現地沖縄で平和の運動をされている方々に来ていただき、お話しをしていただいています。戦後72年、戦争体験者の方々も高齢になり、残念なことに実際に沖縄戦を体験された方に来ていただくことがだんだん難しくなっています。大田昌秀さんもお元気な頃には何回か大東の修学旅行の講演に来ていただき鉄血勤皇隊での経験をお話ししていただきました。

その大田昌秀さんですが6月12日午前11時50分、呼吸不全・肺炎のため、那覇市内の病院で亡くなられたという訃報が届きました。92歳だったそうです。

大田さんは、「平和の礎」をはじめとした沖縄からの平和運動をたたえられ、今年度のノーベル平和賞候補の一人にも推薦されていたということです。

ご冥福を祈りたいと思います。

2017.6.28 12:14 on 校長通信

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