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2020.7.30 一学期終業に際して

 昨年度末から2020年度のスタート、そしてここまで…生徒のみなさんと私たちにとって経験したことのない事態とともに1学期が終了しようとしています。世界レベルでも近年まれにみる新型ウイルスとの長く激しい攻防が続いています。新型コロナウイルスの感染拡大はいまだ収束の方向に向かっているとは感じることはできず、例年より短い夏休みを挟んで、9月からの新学期以降にも大きな影響が出ざるを得ない情勢です。今後、数か月ではなく年単位での覚悟が必要となりました。

〜 3か月の休校期間と分散登校・オンライン学習 〜

 2月の終わりに政府からの全国レベルでの休校要請を受け、卒業式や終業式も縮小・時短で通常とは違う形での実施となりました。新年度を迎える直前の4月6日には緊急事態宣言が発令され始業式・入学式は中止、全国的に休校が続き、日本中でできる限りの外出自粛が求められました。生徒のみなさんへは春休みにつづき休校中の課題を郵送することとなりました。

 5月6日までと見込まれていた緊急事態宣言は連休が明けても解除されることなく続きました。先行きの見えない事態に対し、急遽Google Classroomを導入し、オンラインでの課題配信を実施しました。5月25日に緊急事態宣言は解除され、6月からは分散登校が実施できるようになりました。6月5日に予定されていた体育祭は実施を見送らざるを得ませんでしたが、各学年の登校日を設けクラスの1/3規模での分散登校による授業を開始しました。また、それぞれ登校しない日にはオンラインでの朝のホームルームや各教科からのオンライン学習の配信も始まりました。6月の末の1/2クラスサイズで昼食ありの登校をはさみ、7月からは9時半登校の時差通学と40分短縮授業での通常時間割での登校が可能となりました。部活動も最終下校5時と限定的ですが再開しました。毎朝の検温・体調管理を欠かさず、マスクを着用し手洗いを励行する…新型コロナウイルス感染防止のための新たな生活様式が求められる中、「三密」を避けるために教科・科目によっては従来とは違った学び方が求められています。

 7月末に1学期期末試験を実施し、答案返却、追試・補講、1・2年生は三者面談、3年生は進路指導と学年登校日を経て8月7日をもって1学期を終了します。

〜 「健康と安全」と「学ぶ権利の保障」 〜

 前年度末から数えて3か月以上に及ぶ休校期間とそれに続く分散登校やオンライン学習…日本中の学校がおそらく戦後初めて経験する「学習保障」の危機、未曽有(みぞう)の事態が続いています。
 生徒のみなさんやご家族、教職員の健康と安全を護りながら、どのように生徒の「学ぶ権利」を保障していくのか、行政からの指針はあっても具体的にはそれぞれの学校の実情に合わせてということで、正解は用意されていません。「健康と安全」と「学習保障」は相反することばかりで学園としても慎重に判断を重ね、すすめてきました。オンラインでの課題の配信や学習など、生徒のみなさんも時には小さなスマホの画面での取り組みなど苦労したことも多かったと思います。先生たちも初めてだらけの取り組みで試行錯誤の連続でした。失敗もありましたが、多くの新たな経験と、その中でも今後に活かせそうな新しい発見もありました。それらは今後の教育づくりにも役立てることができそうです。

〜 「新しい日常」と「新しい学び方」 〜

 新型コロナウイルスとの攻防が収まるのは、まだしばらく先になりそうです。そのあとに戻ってくる「日常」は、コロナ前とは少し違った新たな日常になるのでしょう。これまでの大東学園の「人と人がつながること」で学ぶことを大切にしながらも、この間の経験からの発見を活かした新しい学び方を生徒のみなさんとともに形づくっていけるのではないかと考えています。

 9月にみなさんと元気に会えることを祈っています。ですから、くれぐれも慎重に、いつも以上に健康と安全に気を付けて夏休みを過ごしてください。

2020.7.29 09:47 on 校長通信

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