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大東生になったら「あなたの中の学校がかわります」

2019.11.1 2学年沖縄修学旅行 結団式

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来週から「平和」を考える「沖縄修学旅行」

来週の月曜日、いよいよ沖縄修学旅行へ出発です。みなさんが2年生になって、総合「平和」の時間や、その他の機会にいろいろと学んできた沖縄のこと、平和のこと。ここまでは教室の中での学び、東京での学びでした。また、プリントや映像で見て、考え、感じたことでした。沖縄の自然や文化、過去と現在、沖縄戦や基地問題のこと、いろいろと学び考えてきたこと、それが…現実の、目の前の「場所」「ひと」「こと」として…「見て」「聞いて」「感じる」ことができます。

沖縄の「場所」の力

みなさんが訪れる沖縄の「場所」、出会う沖縄の「ひとびと」、目にする・感じる沖縄の「こと」は、とても大きな「力」をもっています。大東学園の沖縄修学旅行は、その「力」を借りて「感じ」「学び」「考える」修学旅行です。そこから、みなさんに身に着けてほしい「力」があります。今の時代のことではなく昔のことであっても、自分の生活する身近な場所でなく遠いところの出来事であっても…時間を超えて、空間も越えて…その時・その場所の出来事や人びとに思いを寄せることのできる力…そういう「想像力」という「力」…「平和」のことを考えるのにとても大切な「力」です。そのような「力」をつけてほしいと願っています。

沖縄の学びを支える「大切な場所」といえば、みなさんに昨日の首里城正殿とその周辺の建物の火災消失について話さなければなりません。

とても残念ですが「首里城」の話

首里城は今から500年以上前に起源をもつ建造物です。沖縄が、まだ日本の一部ではなく琉球王国として独立していた時代の国王の城です。首里城を訪れることで、琉球王朝時代の華やかな文化、当時のアジア貿易の中心地として栄える経済の様子、当時の中国と日本に挟まれた琉球王国の国際関係、日本の一部として組み入れられざるを得なかった「琉球処分」のこと、「沖縄戦」では日本軍の本拠地として陣地を構えられたことによりアメリカ軍の攻撃を受け破壊され・焼失したこと…などなど、復元された首里城を訪れることで多くの沖縄の歴史を学び・感じることのできる大切な「学びの場所」でした。

沖縄戦で破壊・焼失した首里城は1980年代から大規模な復元工事が取り組まれました。1992年に正殿の復元が完成、2000年には首里城の跡や周辺の琉球王国時代の遺跡とともに「世界遺産」として登録されています。現在でも付属する施設の復元工事に取り組んでいる、まだまだ完成を目指して工事が続いている…そんな矢先の出来事でした。

現在も多くの困難を抱えている沖縄です。県民の心が「まっぷたつ」に分断されるような基地問題を抱える沖縄で…首里城は沖縄の人々全体の共通のアイデンティティーであり、心のよりどころであり、みんなの誇りだったのではないかと思います。きっと今、沖縄全体が“泣きたい”気持ちでいっぱいだろうと思います。

みなさんにとって、昨日の首里城の焼失はとても「残念なめぐりあわせ」となってしまいました。でも、これも修学旅行の「大切な思い出」としてしまっておいてほしいと思います。きっとこの先、10年、20年先に再び首里城が復元され、姿を見せる時が必ず来るはずです。その時にはぜひ大東学園での沖縄修学旅行の思い出を引き出して、沖縄で感じたこと、学んだことを思い出してほしいと思います。よい修学旅行にしましょう。

2019.10.31 17:30 on 校長通信

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