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大東生になったら「あなたの中の学校がかわります」

2021.3.19 終業式

 2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大によるコロナ禍の一年間となり、学校生活にも大きな影響を受けた一年となりました。前年度の終わり間近、2月末に緊急事態宣言が発出され、日本全国の学校が休校となりました。一年間一緒に過ごしたクラスでの最後のホームルームもできず、部活動も停止のまま休校が続きました。そのままステイホームの春休みとなりました。4月を迎えても緊急事態は解消されることなく始業式の見通しも立たないまま2020年度がスタートしました。自宅学習となり、学習課題の郵送などで対応しつつ、急遽googleのシステムを整え、オンラインで全校生徒とつながることができました。それによりクラス担任との面談、学習課題の配信、授業動画の配信などが可能となりました。初めてのオンライン学習は様々なトラブルもありましたが新鮮な体験でもありました。
 やっと6月、緊急事態が解消、登校が可能となりました。2か月遅れの新学期のスタートとなりました。分割登校、時差通学、短縮授業と感染拡大を防ぐために様々な登校形態をとり、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンス…と、新たな生活様式が求められる中での学校生活の再開でした。感染拡大防止のために三密(密閉・密接・密集)を避けることが求められますが、大東学園は「人とのつながりの中で学ぶ」ことを大切にしている学校です。感染拡大防止とみなさんの学習権を両立させることは、そもそも相反することが多く苦労しました。部活動も時間限定で再開しました。しかし6月の体育祭は中止、そして授業時間を確保するために8月7日まで1学期を延長しました。
 予定通り9月1日に始業式、2学期をスタートすることができましたが2学期最大の行事である大東祭は中止、11月に予定されていた2年生の沖縄修学旅行も延期としました。その中でも体育祭の代替行事としていた1・2年生の「体育の日」が実施できたことは今年度の楽しめる自治活動の一点でした。新たな生活様式といわれ、様々な制約を受ける中でたんたんと過ごした2学期となりました。
 冬の深まりとともに日々発表される感染者数が急増します。何百人とか千人,二千人という数に感覚が麻痺する中で3学期を迎えました。始業式の1月8日には再度の緊急事態宣言が発出されました。今回は学校に休校要請はなく感染防止に最大限配慮しつつ教育活動を続行することとなりました。時差登校、短縮授業を継続し部活動も再び停止となりました。当初一か月と予定されていた緊急事態の解除は一か月間延長され、延期されていた2学年の沖縄修学旅行も中止とせざるを得ませんでした。また3月1日に予定されている卒業式も保護者の皆さんは各教室で生配信を見ていただく形となりました。
 クラスや学年で取り組む行事が全くと言ってよいほど実施できない一年間でしたが、そんなコロナ禍の中でも三者協議会につながる取り組みはオンラインを利用しつつ、しぶとく、たのもしく活動していました。その成果が一月末の「三者協議会」でのセーター類、コート類などの規定変更の要求に実を結んだのではないでしょうか。三者の「密」を大切に取り組んできた三者の取り組みですが、三者交流会や三者懇談会などの年間の三者の取り組みが実施できず、今年は要求づくりの前の下準備の期間となるのでは、と考えていました。そんな中での要求づくりは、なかなか大変な取り組みであったと思います。三年生の「後輩たちに要求づくりの取り組みをつなげていこう」とする気持ちが実を結んだと聞いています。今後の三者の取り組みの力強い土台ができたと思います。
 生徒、ご家族、教職員の健康と安全を第一に、生徒たちの学ぶ権利を保障しつつコロナ対応に明け暮れ翻弄された一年でした。普通に変化なく平凡な日常が送れることの大切さを痛感する一年でもありました。それはちょうど今から10年前、東日本大震災の時にも深く心に刻んだことでした。震災もウイルスも人の力の及ばないもどかしさを感じますが、その中でもウイルスの仕業とは関係なく、ささくれた心無い人の言葉や行いから起きること…「人間の尊厳を大切に」できない状況が生まれます。コロナ禍のオリンピックをめぐり、無知で心無い発言により人間の尊厳が傷つけらたことは記憶に新しいことです。そのようなことは私たちが学び、考え、行動すること、私たちの知恵で防ぐことができるはずです。コロナ禍だから学べる材料もあります。大東学園の生徒たちのみなさんは各学年の「総合」でそのことを深く考えます。コロナ禍の今年も、そこは変わらずみなさんの中に深い学びが根付いていることを確信しています。
 桜が咲き始めました。今年の東京の開花は気象庁の観測史上で一番早い記録ということです。今回の緊急事態宣言も近々解除される見通しです。しばらくは注意深く生活しながら春休みを過ごしてください。そして思いっきり学習や部活動に取り組める日常が早く戻るよう願いつつ新学期を迎えましょう。

2021.4.12 14:34 on 校長通信

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