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大東生になったら「あなたの中の学校がかわります」

2020.3.1 2019年度卒業式

3年生のみなさん、卒業おめでとうございます。

連日の報道で、皆さんもご存知のように新型コロナウイルスの流行で日本の人々の生活が大きな影響を受けています。学校についても政府をはじめ文部科学省、厚生労働省から連日たくさんの指針が届いています。私たち大東学園の今年度の卒業式も大きな影響を受けざるを得ませんでした。

大東学園は生徒・保護者・教職員の三者でつくる学校です。三年前の入学時から保護者のみなさんにもたくさんの協力をいただいて学校づくりをすすめてきました。もちろん在校生もです。みなさんの大事な卒業式です。今年も1年間で最良の日にしたい思いでいっぱいでした。しかし、今回は在校生・保護者の方々の出席しない卒業式とせざるを得ず、申し訳ない気持ち、残念な気持ちでいっぱいです。しかし、みなさんやご家族の健康のため、さらには日本全体の健康と安全のため、となってしまえば仕方ありません。いつもとは違う、限られた条件の中ですが、その中でも最高の卒業式にしていきましょう。

みなさんの入学以来、大東学園は「生徒が主人公」の学校です、とみなさんに話してきました。学校は生徒のためにあるのですから、生徒が主人公なのは当たり前です。ただ、その当たり前を実現することはなかなか難しいことです。大東学園もまだまだのところがたくさんあるでしょう。しかし、大東学園は本気でそれを実現しようとしている学校です。「三者協議会」はそれを実現するための大切な仕組みです。みなさんの入学からの3年間でも身だしなみ規定においてワックスやツーブロックについての規定の変更がありました。施設や設備の面では便座クリーナーの常設化やサニタリーボックスのリニューアルが実現しました。また学校からの表彰の際のインフルエンザなどによる欠席の扱いの変更もみなさんの要求から実現しました。一番大切な授業についても学年独自のアンケートなどの取り組みを軸に生徒・保護者・教職員の三者で話し合いました。三者でのより良い授業づくりの取り組みは、みなさんの力が大きかったと感じています。

大東学園は生徒のみなさんの力によって、毎年毎年少しずつですが確実に変わってきました。みなさんの学年の取り組みの力も確実に学校を変化させました。みなさんは学校を変えることができる…学校の主人公だった、と言えるでしょう。

また、今年度は世間で「ブラック校則」が話題となった年でした。大東学園は「校則も生徒と保護者が教職員と一緒に考える」学校ということで多くのメディアで紹介されました。三者協議会の取り組みや、それに取り組む大東学園の生徒たちの様子がいくつもの新聞記事やテレビ番組で紹介されました。全国には従来の校則の在り方に疑問を抱く同年代の高校生や大人たちがたくさんいるはずです。その新聞記事やテレビ番組は、そんな人たちを大変勇気づけたのではないでしょうか。それがきっかけとなって、日本のどこかで新しく三者協議会が生まれるかもしれません。そうなればみなさんの力は自分たちの学校だけでなく、少しずつでも日本の社会全体を変える力になったと言えるでしょう。それは学校の主人公から、日本の主権者への成長です。とてもうれしいな、と思います。

大東学園を巣立ち、みなさんの出ていく世界は必ずしも大東学園の掲げる「人間の尊厳を大切にする」世界だとは限りません。また、そのための最大の条件である「平和」にも不安を感じることも多いでしょう。先行きが不安になったり、失望したりすることもあるかもしれません。しかし大東学園で学び、巣立って行くみなさんは、学校を変える力を持っていたように、世界を変える力もあります。一人ひとりが「人間の尊厳を大切にする」世界、平和な未来を築く力になってくれると信じています。

卒業おめでとうございます。

2020.3.1 11:07 on 校長通信

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